さくらのレンタルサーバーからエックスサーバーへ引っ越し!WordPress簡単移行のやり方
- 2021.09.06
- 01_技術ブログ WordPress
- #wordpress
さくらのレンタルサーバー(スタンダードプラン)から、エックスサーバーへWordpressを引っ越したい!
エックスサーバーのWordpress簡単移行って本当に簡単なの?
ということで、実際に移行してみました!
※サーバー引っ越し後のスピード感の個人的感想も最後にあります。
・さくらのレンタルサーバー スタンダードプランを使っていた
・ドメインはさくらで取得し、そのまま使用
・Wordpressのみエックスサーバーへ引っ越しする
・SSL設定は各サーバーのSSLを設定
・メールは使用なし
Wordpress簡単移行を使ったサイトの引っ越し方。
・さくらドメインのネームサーバーの変更の仕方、反映確認方法。
・表示速度について
手順としては、以下のような形で進めていきました。
・現状のWordpressのバックアップを念のためとる(さくら)
・エックスサーバーへ使用ドメインを登録
・現状のWordpressのキャッシュ系プラグイン・セキュリティ系プラグインを停止(さくら)
・エックスサーバーのWordpress簡単移行を実施(エックスサーバー)
・移行完了後、ローカルでのチェック(できれば)
・ドメインのネームサーバー変更(さくら)
・SSL化(エックスサーバー)
・セキュリティ・キャッププラグインを有効化する(エックスサーバー・さくら)
・反映の確認
- 1. 本当にWordpress簡単移行でサイトを簡単に引っ越しできる?
- 2. エックスサーバーでの契約(エックスサーバー)
- 3. 現状のWordpressのバックアップをとる(さくら)
- 4. エックスサーバーへドメインを登録
- 5. 現状のWordpressのキャッシュ系・セキュリティ系プラグインの停止(さくら)
- 6. エックスサーバーのWordpress簡単移行を実施(エックスサーバー)
- 7. 移行完了後、ローカルでのチェック
- 8. ドメインのネームサーバー変更(さくら)
- 9. SSL化の設定(エックスサーバー)
- 10. セキュリティ・キャッシュ系プラグインの有効化
- 11. 反映、切り替えの確認
- 12. 移行後の表示速度の比較
本当にWordpress簡単移行でサイトを簡単に引っ越しできる?
結論から言いますと、
手動でやるよりすごく簡単!!!!
手順書もあるので、移行の条件をクリアしていれば、結構サクサクできます。
エックスサーバーでの契約(エックスサーバー)
まずはエックスサーバーで無料期間の契約をします。(または、移行が決まっている方は本契約でも)
今回、私は表示速度改善のためサーバー移行を決意したので、
表示速度が改善するか確認してから本契約をしようと思っていました。
無料お試し期間は10日間ありますので、本契約する場合はその間に支払いをします。
もちろんお試しで終わる場合はそのまま期間を過ぎれば終了となります。
エックスサーバーのサイトへアクセスして、私はスペック的にX10プランで間に合いそうなのでX10を無料お試しで申し込みました。
ちなみに、本契約した場合、プラン変更は月単位で可能なようです。
上位プランへの変更は月単位でご案内しています。
下位プランへの変更はサーバーの利用期限月のみ承っております。
引用元:https://www.xserver.ne.jp/manual/man_order_change_plan.php
申し込みが完了すると、指定したメールアドレスへメールが来ますので、サーバーへログインできるようになります。
現状のWordpressのバックアップをとる(さくら)
エックスサーバーの申し込みが済んだら、現状のWordpressのバックアップを念のため取ります。
ローカルコピーのやり方もありますが、ものすごく時間がかかるので、私はプラグインでバックアップを取ります。
プラグインを使用 BackWPup
BackWPup というプラグインを使用します。
常に使っていますが、とっても便利。
テーマなどの.phpファイルと、DB(.sql)ファイル、画像等すべてのバックアップを取ります。
この辺はググると出てきますので、こちらを参考に設定しました。
https://webst8.com/blog/wordpress-backup-plugin/
エックスサーバーへドメインを登録
エックスサーバーへ自分が使用しているドメイン(https:○○.com等)を登録します。
公式手順はこちらにあります。
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_domain_setting.php
一応、このサイトでも実行した手順を記録しておきます。
エックスサーバーのサーバーパネルへログインします。
次に、ドメイン設定をクリックします。
ドメイン設定追加を押して、自分の使用しているドメインを登録します。
SSLに関しては
移行前のサイトがSSL化でない(http)ならチェックを外します。
移行前のサイトがSSL化してある(https)ならチェックを入れます。
私はSSL化していたのでチェックは入れたままで進みます。
この後、SSLがエラーがでますが、あとで設定するのでそのままで大丈夫です。
ドメイン反映は「数時間~最大24時間程度かかる場合があります。」とのことなので、気長に待ちます。
※私の場合はすぐ反映しました。
現状のWordpressのキャッシュ系・セキュリティ系プラグインの停止(さくら)
次は現状のWordpressのセキュリティ系・キャッシュ系プラグインを一時的に停止します。
一時停止しないまま移行を実行してみたら、やっぱりエラーでした!!!
ログインセキュリティやキャッシュファイルの関係で、うまく移行できない場合があるので、一時的に停止します。
(削除ではなく、停止、で大丈夫です)
エックスサーバーのWordpress簡単移行を実施(エックスサーバー)
ドメインが反映したら、いよいよ移行実行です。
エックスサーバーサーバーパネルへログインして、Wordpress簡単移行を実行します。
公式の移行手順ページ:
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_install_transfer_wp.php
WordPress簡単移行をクリックします。
WordPress移行情報入力をクリックします。
・対象ドメイン ⇒ 自分のドメイン(プルダウン選択)
・移行元URL ⇒ 移行元のドメイン
・移行元Wordpressのユーザー名 ⇒ ログイン名
・移行元Wordpressのパスワード ⇒ ログインパスワード
・URLを移行後のURLを設定します
確認画面へ進む、を押して「移行を開始する」を押します。
移行が完了すると、移行したWordPressの情報が表示されます。
※セキュリティ系プラグインを有効化したままで移行すると、私の場合はログインエラーになりました。
移行完了の状態は、エックスサーバーへ現行のWordpressがコピーされた形になります。
つまり、さくら側とエックスサーバー側、2つのサイトが出来上がっています。
この時点では、後述するネームサーバーの切り替えを行っていないので、webで検索してもサイトはさくら側を見に行っています。
※この段階で、あとでサーバーが切り替わったかの確認に使う下書き投稿を準備します。
さくら側の現行のWordpressへログインして、確認用の下書きの記事を作成しておきます。
移行完了後、ローカルでのチェック
やりたい方だけ実行した方がいいかもしれません。
正直、私はネームサーバーを切り替えないとSSLの問題で画像が表示されなかったので、やってもあまり意味がなかったです・・・
確認の仕方はこちら↓
ドメインのネームサーバー変更(さくら)
ネームサーバーを変更していない上記の時点では、検索するとサイトはまださくらのサーバーを見にいっています。
サーバーを引っ越しした場合、ネームサーバーを引っ越し後のサーバーに設定します。
さくら側のドメインをそのまま使用するので、ネームサーバーをエックスサーバーを見に行くように設定します。
さくらのドメインメニューへログインします。
対象ドメインのWHOIS情報をクリックします。
以下のようにネームサーバーを変更します。
※ https://www.xserver.ne.jp/manual/man_install_transfer_wp.php にも載っています。
ネームサーバーの変更反映は最大で72時間くらいかかります。
DNSキャッシュの問題で、きちんと移行後のサーバーにサイトを見に行くのは
私は72時間くらいかかりました・・・
※その間のサイトは、さくらかエックスサーバーのWordpressどちらかを表示してくれるので、表示されない、ということはありませんでした。
SSL化の設定(エックスサーバー)
ネームサーバーの設定を変更したのでエックスサーバーでSSL化の設定をします。
こちら↓の手順に沿って、ボタンを押すだけでした。
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_server_ssl.php
※CRSのチェックはなしでOKでした。
こちらも反映待ちになり、SSLの反映までは1時間~程かかりました。
セキュリティ・キャッシュ系プラグインの有効化
先ほど停止していたセキュリティ・キャッシュ系プラグインを有効化します。
エックスサーバー・(念のため切り替わるまで)さくらサーバーでも有効化しました。
※どうやって見分けるかは次項で記載します。
セキュリティ系プラグインでログインページURLを変えている場合は、プラグイン内で再度、自分が分かるログインページURLを設定しておいた方がいいです。
反映、切り替えの確認
さて、どうやってサーバーが切り替わったか確認するかですが、
私は主に3つの確認をしました。
DNSチェックツールを使う
こちらへドメインを入力して、サーバー情報を確認します。
移行完了後状態(ネームサーバー切り替えの前)にWordpressにログインして、下書きの記事を作っておく
こちらが結構わかりやすいのですが、ネームサーバー切り替えの前に、現行のWordpress(さくら側)で下書き記事を作っておきます。
そうすると、
さくら側 ⇒ 作成した下書き記事あり
エックスサーバー側 ⇒ 作成した下書き記事なし
という状態になります。
そのため、後程ログインしたときに投稿一覧の下書きを見れば、現在どのサーバーのWordpressを表示しているか分かるようになります。
各レンタルサーバーのコントロールパネルを見に行く
こちらは最終確認です。
移管前のレンタルサーバーのPVが0 ⇒ 移管終了
移管後のレンタルサーバーのPVが同程度あり ⇒ 移管正常
という判断をします。
さくら側のコントロールパネルに入り、ページビューの確認をします。
PV0なので、エックスサーバーのPVがあれば移行完了だね!
移行後の表示速度の比較
さて、気になる表示速度の比較ですが・・・
体感的には多少早くなったかな?という感じです。
そして、気になっていたPageSpeed Insightsdでの
「最初のサーバー応答時間を速くしてください」
の表記は消えました。
ただ、それだけでは単純に大幅改善とはならず( ^ω^)・・・
プラグイン( Flying Scripts by WP Speed Matters)も導入して、下記の数値になりました。
モバイル表示 移行前 + プラグインなし
モバイル表示 移行後 + プラグイン導入
純粋にサーバーだけの比較だと、改善は5~くらいだったかもしれません(;’∀’)
※証憑とり忘れのため、あまり参考にはならないかもしれません・・・
結論としては、このサイトでは、サーバーの応答時間短縮には効果あり、大幅なスピード改善には至らない、というのが感想です。
ただ、個人的には 「最初のサーバー応答時間を速くしてください」 が消えたので、ストレス解消です!
ということで、しばらくエックスサーバーさんにお世話になります。